ラヴニカの献身 プレリに向けた事前予習その1
0.はじめに
こんにちは!
今週末、遂にラヴニカの献身(RNA)プレリリースという事でワクワクしております。
スタン目線だと、ショックランドの追加とグルール、シミック、ターボフォグの強化辺りが大きなアップデートでしょうか?ショックランドの再録もあり、楽しみですね。アリーナ勢ですが、ガンガンスタンダードもやっていきたいと思います。
やったね!エスパーコンが強くなる(?)よ!
っとちょっとズレましたが、今回は事前予習その1という事で、キーワード能力のおさらいと環境のクリーチャースペックについて書いていきたいと思います。
1.新キーワード能力
まずは各新キーワード能力について見ていきましょう。
死後(Afterlife)
死後x (このクリーチャーが死亡したとき、飛行を持ち白であり黒である1/1スピリット・トークンをx体生成する)
オルゾフ(白黒)のキーワード能力。死亡誘発にてx体のトークンを生成します。クリーチャーが戦闘で死亡してもクリーチャーカウントが減りにくく、盤面を維持しやすいのが特徴です。(強いとは言っていない)
ちなみにオルゾフのクリーチャーは基本スタッツが小さめです。コモンで見ると、2/2/2警戒で死後1、5/3/3追加ブロックで死後1となります。ちなみに死後2以上はUコモン以上、もしくは5マナ以上となります。
話は逸れますが、先述した通り、総じて攻撃的なクリーチャーはいないので白黒メインで組む場合はアゾリウス(白)とラクドス(黒)のボムが欲しいなという見解です。他には、サクり台とかバットリによるお膳立てで有利な交換をする為にキーパーツや工夫が必要。アゾリウスとラクドスの補助的な位置付け、というところが個人的な見解です。
ぶっちゃけてしまうと白黒メインではリミテは組みたくない(笑)さらに言うと、グルールのトークン先述と飛行に対してのヘイトが尋常でないので、苦しい立ち位置であるかと。上記のオルゾフの処罰者は接死なのでグッドカードかと思います。上手ぶりたい人向けギルド。
附則(Addendum)
附則 あなたがこの呪文をあなたのメイン・フェイズ中に唱えていたなら、ほにゃらら。
アゾリウス(白青)のキーワード能力。要は「インスタントタイミングで使えるカードをメインフェイズ中に唱えれば、ボーナス付くよ。」と言うキーワードである。ちなみにメインフェイズ中であればインスタントタイミングで唱えても附則は有効です。元来の意味は法学部出身とか、人事労務が詳しいです。要は本則の補足。契約条項の後に書かれている。こんなの聞いてないよ!ってなるやつです。さすがアゾリウス汚い。
MTG目線であれば、本来インスタントタイミングで使うことでテンポをとる目的であるところを、メインフェイズにキャストする事でボーナスが得られます。キャストするタイミングにコスト(リスク)を支払う事でボーナス(リターン)を得られる訳ですが、絶大なリターンとなると、レアリティが高いものに限られていきます。上手ぶりたい人向け。相手のインスタントに尺られたら目も当てられないやつ。
そもそも、インスタントタイミングでリターンが確約されているなら附則するメリットは薄いですね。バットリやオーラについては呪禁と組み合わせれば安定して運用できそうです。無理は禁物。
絢爛(Spectacle)
絢爛x (このターンに対戦相手がライフを失っていたなら、あなたはこの呪文を、これのマナ・コストではなく絢爛コストで唱えてもよい。)
ラクドス(黒赤)のキーワード能力。パリピ向け。前者のようにマナ・コストが減るパターンと後者のようにマナ・コストが増えるが、ボーナス能力が付与されるパターンがあります。強襲(Reid)を調整した感じ。
前のめりな構築が要求されますが、サポートカードがそこそこ多いので思ったより達成は容易ですが、バーンなどキャストを通して2アクションで絢爛する動きは流石にリミテ下手認定となるので、基本はコンバットやシステムカードでライフを削り、マナコストのテンポをとる展開となるでしょう。通常キャストを恐れるな。強襲と同じく、後手に回ると通常キャストがデフォ。
暴動(Riot)
暴動 このクリーチャーは+1/+1カウンター1個か速攻のうちあなたが選んだ1つを持った状態で戦場に出る。)
グルール(赤緑)のキーワード能力。クリーチャーを戦局に応じた形で場に出すことができます。暴れているのにギルド中1,2を争う柔軟性を持ち合わせています。スタッツも基本サイズはシミックの一回りあります。こちらは「2.クリーチャスペック」で触れていきます。シンプルに先手、後手orライフレースの状況でモードを選べば良い為、非常に優れたキーワード能力かと思いますので、勝ちに行くのであればグルールが選択肢の一つなのではないかと思います。と言うか今回の緑はシンプルに強いカードが多い。
順応(Adapt)
順応x 順応xを行う。(このクリーチャーの上に+1/+1カウンターが置かれていないなら、これの上に+1/+1カウンターをx個置く。)
シミック(青緑)のキーワード能力。マナコストを支払うことでサイズアップする。怪物化(Monstrify)とはフレーバー的な都合で名称が異なります。側から見たら一緒。MTG界のMARVELS。とりあえずカニの腕取り付けるのがトレンドらしい。
自身の起動効果によりサイズアップを行えます。前半展開したクリーチャーがそのまま怪b…順応して大型クリーチャーになります。また、起動タイミングはインスタントなので、除去に対応してサイズアップも行えるので、マナフラ受けであり、限定的な除去耐性を持っています。ソーサリータイミングのバーンやマイナス修正は当てにくいですね。緑のくせに柔軟なんだよなぁ。+1/+1カウンターの有無を参照するクリーチャーやスペルもあり、グルールのカードとの共存もさせやすいです。
2.クリーチャースペック
次は環境のクリーチャースペックのおさらいです。
以下に各クリーチャーを簡易形式でまとめました。(見づらかったらすまんな!)
以前twitterでも呟いておりましたやつのマスターデータ。
来週のラヴニカの献身プレリに向けて、役に立つかわからないけど、各マナ域のクリーチャー数算出してみた。#MTGRNA pic.twitter.com/ZEua0oX6MW
— vault民となったフクさん (@gonp_mishiro) 2019年1月12日
2~4マナあたりの主戦力のP/Tを可視化したくて作りました。
基本的にはマルチカラーが同ギルドのクリーチャーと比べてスタッツが良い傾向があります。ざっくり見て行くと以下のような感じです。
白・・・2/3,3/2,が主戦力。飛行多め。
青・・・パワー1が4割ほど。順応持ちは標準スタッツ良好。飛行多め。
黒・・・基本的には同マナ帯とは相打ちサイズ。5/3/7と言うケツデカの安定感。
赤・・・やや細め。フィニッシャーラインから急にデカくなる。
緑・・・4マナ以降4/4スタッツを超え。
ラクドス・・・2/2/2などのシンメトリースタッツ多め。
シミック・・・コモンクリーチャーが2枚しか存在しない。順応による上昇幅は単色より少なめ。
グルール・・・シンメトリースタッツ。3/3サイズが標準。
オルゾフ・・・7枚中コモンは3枚。どれも心許ないサイズ。
アゾリウス・・・4マナ以降にカードがよりがち。いずれも飛行もしくはアンブロ持ち。
アーティファクト・・・オルゾフ、アゾリウス、ラクドスがフィニッシュラインを確保できなかった時用。
こんな感じでしょうか。なんか改めて見るとオルゾフ、アゾリウスもそこそこ行けそう。
どの色もグルールとシミックへの受けを考慮して、2/3,3/2,3/3ラインを確保しつつファッティとの2:1交換の為にリソースの差し引きが発生するイメージです。クリーチャーで見ると黒に接死持ちが2枚、白に1枚存在し、インスタントで1枚存在するのでこの辺りの評価点も結構高そう。グルールとシミックはそこそこのカードでも他ギルドをひき殺しに行けそう。
3.総評
現段階で各ギルドの強さとしては、
こんな印象です。飛行とファッティのハイブリッドでグルールに対してテンポ取ることが可能なシミックが1位。時点でグルール。それ以外はボムやタッチと言う条件付きであればグルールと同着なり得るかなと言う印象です。その中では、アゾリウスが2色でまとめきっても順応持ちをフィニッシャーラインに据えることが可能な為、一歩リードかと思います。
ちなみに本日深夜1時からMTGAでは一部プレーヤーに早期アクセス権が与えられているので、twitchなどで配信もされている様なので新規カードをチェックできます。
次回の記事は環境のコンバットと除去をまとめていきたいと思います。
それでは!